テレワーク中に資料を読んだり、仕事について考えたりしていると、マウスやキーボードを操作しない時間が続くことがあります。
仕事をしているのに、Teamsなどの表示が「退席中」になって困った経験がある人もいるのではないでしょうか。
このようなときに使われるのが、マウスを自動で動かす「マウスふるふる」や「マウスジグラー」、自動クリックなどのツールです。
マウスを自動で動かしておけば、パソコンを操作している状態を保ちやすくなります。
しかし、会社のパソコンで使った場合に、次のような疑問も出てきます。
・マウスふるふるを使っていることは会社にバレるのか
・自動クリックやVBAによる自動操作も分かってしまうのか
・会社はパソコンのどこまで確認できるのか
・ソフトを使わず、物理的にマウスを動かせば問題ないのか
この記事では、マウスふるふるや自動クリックなどを使った場合に、会社にバレる可能性と使用するリスクについて初心者向けに解説します。
マウスふるふるは会社にバレる可能性がある
結論からお伝えすると、マウスふるふるや自動クリックを使っていることが、会社にバレる可能性はあります。
ただし、使用したら必ずバレるわけではありません。
会社が使用している管理ソフトやパソコンの設定、自動操作の方法によって、確認できる内容が異なるためです。
例えば、会社のパソコンでは次のような情報が記録されている場合があります。
・パソコンを使用していた時間
・起動していたソフト
・閲覧したWebサイト
・接続したUSB機器
・マウスをクリックした回数
・キーボードを押した回数
このような記録を「ログ」と呼びます。
ログとは難しいものではなく、パソコンで「いつ、何をしたのか」を残した履歴のことです。
マウスが動いているだけで、実際に仕事をしていると判断されるとは限りません。マウスの動き以外の記録や、実際に行った仕事と合わせて確認される可能性もあります。
また、会社によって使用している管理ソフトや確認方法は異なります。
そのため、「この方法なら絶対にバレない」「この道具なら安全」と断定することはできません。
マウスふるふるとは
「マウスふるふる」とは、一定時間ごとにマウスを少し動かし、パソコンがスリープ状態になることを防ぐソフトです。
似た働きをするものは「マウスジグラー」や「マウスムーバー」とも呼ばれています。
マウスを自動で動かす方法は、大きく分けると次の4種類があります。
ソフトを使用する方法
パソコンに専用のソフトを入れて、マウスを自動で動かす方法です。
「マウスふるふる」も、この種類に含まれます。
ソフトをパソコン上で動かすため、会社の管理方法によっては、ソフトが入っていることや使用したことを確認できる場合があります。
USB機器を使用する方法
パソコンのUSBへ専用の機器を接続して、マウスが動いている状態を作る方法です。
商品によって仕組みは異なりますが、パソコンに接続したUSB機器を会社が確認できる場合があります。
物理的にマウスを動かす方法
回転する台などにマウスを置き、マウス自体を物理的に動かす方法です。
パソコンへ直接接続しない商品もあります。
パソコンへ接続しないからといって、必ずバレないとは限りません。操作の記録や仕事の状況など、別の情報から不自然に見える可能性があるためです。
マウスジグラーには、パソコンへ直接挿すUSB型と、マウスを本体の上に載せて動かす物理型があります。
それぞれの違いや商品の選び方は、次の記事で紹介しています。
VBAで自動操作する方法
ExcelのVBAを使って、マウスの移動やクリックを自動で行う方法です。
VBAとは、Excelの操作を自動化するために使える機能です。
VBAを使ったマウスの自動操作については、以下の記事でコードと使い方を紹介しています。
VBAなら新しいソフトをインストールせずに自動操作できます。
ただし、新しいソフトをインストールしない方法でも、マウスの動きや仕事の状況などから、自動操作を疑われる可能性はあります。
マウスの自動操作が会社にバレる理由
会社がマウスの動きを一日中見ているとは限りません。
しかし、会社のパソコンには、セキュリティや勤務時間を確認するための管理ソフトが入っている場合があります。
管理ソフトによって確認できる内容は異なりますが、代表的なものを紹介します。
使用したソフトが記録される場合がある
会社の管理ソフトによっては、パソコンに入っているソフトや、実際に使用したソフトを確認できます。
そのため、会社が許可していないソフトを勝手に入れた場合、ソフトの名前や使用状況から分かる可能性があります。
マウスふるふるに限らず、会社のパソコンへ新しいソフトを入れる場合は、社内ルールを確認する必要があります。
USB機器の接続が記録される場合がある
会社のパソコンでは、接続したUSB機器を確認できる場合があります。
管理ソフトによっては、誰が、どのパソコンへ、いつUSB機器を接続したのかを記録できます。
すべてのUSB機器から使用目的まで分かるわけではありませんが、許可されていない機器を接続した事実が残る可能性はあります。
マウスやキーボードの操作回数を確認できる場合がある
管理ソフトによっては、マウスをクリックした回数や、キーボードを押した回数を確認できます。
例えば、IT資産管理ソフトの「SS1」には、マウスのクリック回数やキーボードを押した回数を確認できる機能があります。
ただし、すべての会社がこのような情報を確認しているわけではありません。
同じ管理ソフトでも、会社側の設定によって記録する内容は変わります。
マウスの動きと仕事の状況が合わないことがある
マウスが動いていても、それだけで仕事が進んでいるとは限りません。
長い時間パソコンが操作されているのに、資料の作成や連絡などがまったく進んでいなければ、不自然に思われる可能性があります。
また、自動操作中に上司や同僚から連絡が来ても、長時間返事がなければ、パソコンの前にいないことを疑われることもあります。
自動操作がバレる原因は、ソフトや機器の記録だけではありません。
パソコンの記録、連絡への反応、実際に行った仕事など、複数の情報を合わせて判断される可能性があります。
自動操作の方法によってリスクは違う
ここまで紹介したように、マウスを自動で動かす方法はいくつかあります。
それぞれ仕組みが違うため、会社に確認される可能性や使用時のリスクも異なります。
主な違いは次のとおりです。
| 方法 | 会社のパソコンとの接続 | 考えられるリスク |
|---|---|---|
| ソフトを使用する | パソコン上で動かす | ソフトの名前や使用状況を確認される場合がある |
| USB機器を使用する | USBへ接続する | 接続した機器の情報や使用履歴が残る場合がある |
| 物理的にマウスを動かす | 接続しない商品もある | 機器を直接確認できなくても、仕事の状況などから疑われる場合がある |
| VBAで自動操作する | Excel上で動かす | マウスの動きや仕事の状況などから疑われる場合がある |
会社が使用している管理ソフトや設定によって、確認できる内容は異なります。
そのため、どの方法にも「絶対にバレない」と言えるものはありません。
バレた場合のリスクとトラブルを避ける方法
マウスふるふるや自動操作が会社にバレた場合、すぐに大きな処分を受けるとは限りません。
会社のルールや使用した目的、仕事への影響によって対応は異なります。
ただし、次のような問題につながる可能性はあります。
社内ルール違反になる可能性がある
会社のパソコンでは、ソフトのインストール、USB機器の接続、マクロの実行などにルールが設けられている場合があります。
自動操作そのものが禁止されていなくても、許可されていないソフトや機器を使用したことがルール違反になる可能性があります。
セキュリティ上の問題が起きる可能性がある
パソコンが自動的にロックされる設定には、離席中にほかの人から操作されることを防ぐ目的があります。
自動操作によってロックやスリープを防ぐと、パソコンから離れている間も画面が開いた状態になる可能性があります。
そのため、自動操作は勤務状況だけでなく、会社の情報を守るためのルールに反する場合があります。
マウスふるふるの公式ヘルプでも、職場のセキュリティ設定によっては危険性が高まる可能性があるため、使用前に確認するよう案内されています。
会社からの信用を失う可能性がある
自動操作を使って仕事をしているように見せていたと判断されると、上司や会社からの信用を失う可能性があります。
たとえ予定していた仕事が終わっていても、何も伝えずに自動操作を使用すると、会社側には事情が分かりません。
注意だけで終わる場合もあれば、会社のルールによっては処分の対象になる可能性もあります。
トラブルを避けるために確認すること
トラブルを避けるためには、使用する前に次のことを確認します。
・会社のパソコンへソフトを入れてよいか
・USB機器を接続してよいか
・Excelのマクロを実行してよいか
・スリープや画面ロックの設定を変更してよいか
・業務が終わった後の時間をどのように使うか
資料を読んでいるときやオンライン会議中など、仕事をしていてもパソコンを操作しない場面はあります。
正当な理由があって「退席中」になることに困っている場合は、まず上司やシステム管理者へ相談する方法があります。
予定していた仕事が早く終わった場合は、残っている仕事がないか確認したり、業務に関係する資格や技術の勉強をしてよいか相談したりする方法もあります。
自動操作を隠すことよりも、行った仕事や時間の使い方を共有しておくほうが、トラブルを避けやすくなります。
まとめ
マウスふるふる、自動クリック、VBAなどを使ったマウスの自動操作は、会社にバレる可能性があります。
会社が確認できる内容は、使用している管理ソフトやパソコンの設定によって異なります。
ソフト型、USB型、物理型などで記録の残り方は違いますが、どの方法にも「絶対にバレない」と言えるものはありません。
また、自動操作によってパソコンのロックやスリープを防ぐと、勤務状況だけでなく、セキュリティ上の問題になる可能性もあります。
使用する前に、ソフトのインストール、USB機器の接続、マクロの実行などに関する社内ルールを確認しましょう。
VBAを使ったマウスの自動操作については、以下の記事でコードと使い方を紹介しています。



