Rangeオブジェクトの使い方～セルの範囲指定～

Rangeオブジェクトの使用方法をご紹介していきます。

Rangeオブジェクトでセルを選択する

Rangeオブジェクトでセルを選択する方法

セルの単一指定

Sub test()
　Range("A2").Select

End Sub

ワークシートのA2セルを選択することができる。

実行結果

セルの範囲を選択する

Sub test()

　Range("A2:D4").Select
End Sub

ワークシートのA2からD4までの範囲のセルを選択することができる。

実行結果

変数を利用して範囲を選択する

Sub test()
　Dim startRow As Long
　Dim endRow As Long
　　startRow = 2
　　endRow = 4
　　Range(Cells(startRow, 1), Cells(endRow, 4)).Select
End Sub

前述した範囲選択と同じワークシートのA2からD4までの範囲のセルを選択することができる。

指定する範囲の位置が可変の場合に利用する

実行結果

指定した位置から値の入っているセルを選択する

Sub test()

　Range("A2").CurrentRegion.Select
End Sub

ワークシートのA2セルを開始位置として、そこから値の入っているセルを選択する

実行結果

下記のように空白のセルが含まれると選択できなくなるので注意する

補足１

プロパティ	書式	セル単体の指定	行の指定	列の指定	複数行の指定	複数列の指定	全セルを指定
Range	Range("列＋行")	Range("A1") セルA1を指定	Range("1:1") 行1を指定	Range("A:A") 列Aを指定	Range("1:5") 行1～5を指定	Range("A:E") 列A～Eを指定	取得できない
cells	Cells(行, 列)	Cells(1,2) セルB1を指定	取得できない	取得できない	取得できない	取得できない	cells.select