初めてローカルリポジトリからリモートリポジトリ(GitHub)にPushするには必要な設定が3つあります。
- トークンの取得
- リモートリポジトリの作成
- リモートリポジトリの登録
今回は初めてプッシュする際の手順についてご紹介していきます。
初めてのプッシュをする際に必要な設定
コミットしてローカルリポジトリに変更が記録されたらリモートリポジトリに登録する必要がある。初めて登録する際に必要な設定を順番に紹介していきます。
設定はGitHubの公式ページにログインしてから行います。常駐している現場やPCを貸出ししている会社ではすでに設定されている場合がある。
リモートリポジトリの設定やトークンの取得が完了しているかなどは各現場の指揮者に確認しておきましょう。
Personal access tokens(トークン)の設定
Personal access tokensとは
githubにプッシュする際に、githubのユーザー名と Personal access tokensの二つを使用することでアカウントの持ち主であることを認証することができpushを行うことができるようになる。イメージとしてはログインパスワードのようなもの。
githubアカウントのプルダウン内にあるSettingsを選択する
左側に表示されるAccount settingsの中からDevelopper settingsを選択する
Personal access tokensを選択する
Generate new tokenを選択する
Noteに好きな名前を付ける。実際の業務では指定のものがあると思われるので上司に確認してみましょう。今回のお勉強では管理者権限を使用するためにadminと設定する
Expirationはトークンの有効期限を設定します。有効期限が短いほどセキュリティ性が高いとされていますが、その都度更新するのはとても面倒なのでお勉強の際は長めの90日間に設定します。
Select scopesは発行するトークンに付与する権限を設定します。今回は管理者権限として設定するためすべての権限を付与するために全部チェックを入れます。
すべてチェックができたらGenerate tokenを選択するとトークンが発行されます。
赤枠内に発行されたトークンが表示されますので、ご自身でしっかりとテキストなどを利用してコピーを取っておきましょう。
※万一、トークンを紛失してしまっても再度、同じ手順で発行することができます。
リモートリポジトリを作成する
マイページからリポジトリを作成していきます。画像の赤枠のうち、Repositoriesを選択したら、右側に表示されるもう一つの赤枠Newをクリックします。
リポジトリ作成画面に遷移したら、Repository nameを入力します。今回はGitの勉強なのでgit_sampleとしています。
descriptionはリポジトリに関する説明などを任意で設定します。必要がなければ空欄でも問題ありません。
リポジトリのタイプをpublicとprivateから選択します。業務ではなく学習目的であればpublicで問題ないと思いますが、見られるのが恥ずかしいと思う方はprivateでも大丈夫です。
※リポジトリのタイプについては作成後でも変更することができます。あまり考えずにとりあえず作成してしまいましょう。
そのほかのチェック項目は開発目的でリポジトリを作成する際に必要となるものなので今回は設定なしとします。この選択項目の詳細については後日追記します。
すべての入力が完了したらCreate repositoryをクリックするとリポジトリが作成されます。
リモートリポジトリ(github)を新規追加する
リポジトリを作成して画面が切り替わったら、画面中段にある
…or push an existing repository from the command lineの一番上のコマンドをコピーしてGit Bashに貼り付けて実行します。
コマンドは下記のような形式で記載されている
git remote add origin https://~
originというショートカットで指定しているURLのリモートリポジトリを登録することができる。
今後はoriginという名前でgithubリポジトリにアップしたりローカル環境に取得してきたりすることができるようになる。
GitHubのURLを登録しておかないと毎回リモートリポジトリからの取得やアップの際にGitHubのURLを指定する必要があるのでめんどくさい。
ショートカット名のoriginは慣例としてこれを付けると認識しておく
※下記のコマンドは作成したリポジトリのURLを省略して設定することができます。詳細は後日追
git remote add origin https://github.com/ユーザー名/git_sample.git
コマンドを実行してリモートリポジトリを登録できたら続けて下記のコマンドを実行していきます。
git push -u origin main
-uは次回以降のpushを行う際にgit pushのみで省略して行えるようにするためのオプションです。初回に限り必ず実行するようにしましょう。
コマンドを実行するとユーザーの認証が行われますので案内に従って進めてください。認証にはユーザー名と取得したトークン(password)を利用する必要があります。
コマンドが完了したら実際にGitHubのページを確認しましょう。赤枠内のように作成していたファイルが表示されていれば完了です!