ExcelVBAの定数を宣言する方法と使い方

VBA

変数と似ている定数の使い方についてご紹介

定数の使い方

定数の宣言にはconstを使います。privateやpublicを付けることで定数を利用できる範囲を明示的に指定することができます。

const 定数名 as データ型 = 格納する値

private const
プロシージャー内でのみ使用可能な定数を宣言する。privateは付けなくてもOK。

private const 定数名 as データ型 = 格納する値

public const
標準モジュール内であれば、全てのモジュールで使用可能な定数を宣言する。publicは省略不可。

public const 定数名 as データ型 = 格納する値

定数を宣言したらそのまま=(イコール)で初期値となる値を格納する必要がある。

Point!
  • 定数名は慣例として大文字アルファベットを推奨
  • 名前は処理の意味が分かる英語が好ましい
  • 宣言と同時に値を代入
  • 再代入はできない
  • データ型は他にも複数あるので適切なものを使用する

定数と変数の違い

変数と定数はよく似ていますが、利用できるシーンが異なります。しっかりと違いを把握して適切に利用できるようにしましょう

変数
  • Dimで宣言する
  • 値を自由に書き換えOK

主な利用

  • テーブルのデータ
  • ループ処理
定数
  • Constで宣言する
  • 値を書き換えNG

主な利用

  • テーブルのカラム名
  • 税率計算など

こんな感じ

税率の計算や表を作成するときのカラム名など値を変えられたくないときに定数を利用してあげる。

逆にループ処理などを利用するときは値を書き換えられる変数を利用する

定数を使ってみる

定数を宣言と同時に100を代入している

イミディエイトウィンドウに定数Yの値を出力している

Sub test()
Const Y As Long = 100
Debug.Print Y
End Sub

イミディエイトウィンドウの出力結果

100

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