Excelで利用できるプログラミング言語のVBAで最低限知っておきたいことを記載。
VBAの書き方
VBAではSub~End Subの間に処理を記載する。このSubから始まる処理の塊をSubプロシージャという。
Point!
- プロシージャ名は日本語でも動かせるが慣例としてアルファベットを推奨
- 名前は処理の意味が分かる英語が好ましい。
- キャメルケースで書くとよい
下記の通りSubの後には任意のプロシージャ名を命名して、その後ろにはカッコ()を付ける。
Sub プロシージャ名()
ここに処理を書く
End Sub
※コードの見方
白・・・コード
紫・・・コメント
青・・・プロシージャの宣言
その他・・・コードを見やすくするために使うかも
白・・・コード
紫・・・コメント
青・・・プロシージャの宣言
その他・・・コードを見やすくするために使うかも
VBAのデバック
デバックをする際によく使う機能を3つ紹介していきます。
ステップイン
コードを一行ずつ実行することができる。
エディターのツールバーにあるデバックを開いて『ステップイン』をクリックすると一行ずつ実行できる。
ショートカットキーはキーボードの『F8』でも実行可能。
ブレークポイント
指定した位置でコードの実行を停止させることができる
エディターのツールバーにあるデバックを開いて『ブレークポイントの設定』をクリックするとカーソルの位置が赤くなります。
この状態で実行をクリックすると設定した位置まで実行されてブレークポイントに到達したら停止します。
ショートカットキーはキーボードの『F9』でも実行可能。
イミディエイトウィンドウ
エディターのツールバーにある表示を開いて『イミディエイトウィンドウ』をクリックする。
ショートカットキーはキーボードの『Ctrl + G』でも実行可能。
イミディエイトウィンドウを開いたら標準モジュールにDebug.Printと記載する。
その引数に変数や計算式などを渡して実行すると変数の中身や計算の結果を確認することができる。
Sub test()
Debug.Print 5 * 2
End Sub
イミディエイトウィンドウに出力される結果
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VBAの変数と宣言の方法
標準モジュールの先頭に記載されている『Option Explicit』は変数の宣言を強制する記述です。
VBAは静的型付け言語と呼ばれていて、変数のデータ型を自分自身でつける必要がある。
変数の宣言
変数の宣言の型
Dim 変数名 as 変数のデータ型
デバックの項目で説明したイミディエイトウィンドウを開いて下記を実行してみる
Sub test()
Dim x As Long データ型はLong(整数)で変数名xを宣言
x = 100 整数100を変数に代入
Debug.Print x xに格納されている値を確認
Dim y As String データ型はString(文字)で変数名yを宣言
y = "test" 文字列testを変数に代入
Debug.Print y yに格納されている値を確認
End Sub
Point!
- 変数名は日本語でも動かせるが慣例としてアルファベットを推奨
- 名前は処理の意味が分かる英語が好ましい
- キャメルケースで書くとよい
- データ型は他にも複数あるので適切なものを使用する
これを知らないとお話にならない必須の用語
自分で調べなさい
- プロシージャ
- デバック
- 変数
- 引数
- モジュール
- データ型
- 静的型付け
- Option Explicit
- ステップイン
- ブレークポイント
- イミディエイトウィンドウ