Linux環境(RedHat系、Debian系)で利用できる便利なショートカットコマンドを紹介していきます
Linuxショートカットコマンド一覧
作業がはかどるショートカットコマンドを一覧にしました。
紹介しているコマンドはVimなどのエディタのコマンドではなく、あくまで画面操作のためのものとなります。
Vimで利用できるコマンドや通常のLinuxコマンドは別の記事で一覧にしてありますのでそちらをご覧ください。
また、コマンド解説に伴い、適当な文字列を入力して解説をしていきます。入力されている文字列には意味はなくLinuxコマンドとは一切関係ありませんのでご了承ください。
行の先頭に移動する Ctrl + A
使い方
カーソルの位置を行の先頭に移動させる。
コマンド入力前の画面・・・文字入力を行ったためカーソルが最後の文字に重なっている
ubuntu@sample:~$ Shiba inu is cute
コマンド入力後の画面・・・「Ctrl +A」を入力しカーソルが先頭に移動した
ubuntu@sample:~$ Shiba inu is cute
行の最後に移動する Ctrl + E
使い方
カーソルを行の最後に移動させる。
コマンド入力前の画面・・・カーソルが先頭の文字に重なっている
ubuntu@sample:~$ Akita inu is cute
コマンド入力後の画面・・・「Ctrl + E」を入力しカーソルが行の最後に移動した
ubuntu@sample:~$ Akita inu is cute
右に移動する Ctrl + F
使い方
右にカーソルを移動させるときに使用する。カーソルを1文字ずつ右に移動させる
コマンド入力前の画面・・・カーソルが先頭の文字に重なっている
ubuntu@sample:~$ Pug is cute
コマンド入力後の画面・・・「Ctrl + F」を入力しカーソルが1つ右に移動した
ubuntu@sample:~$ Pug is cute
左に移動する Ctrl + B
使い方
左にカーソルを移動させるときに使用する。カーソルを1文字ずつ左に移動させる
コマンド入力前の画面・・・カーソルが最後の文字に重なっている
ubuntu@sample:~$ Corgi is cute
コマンド入力後の画面・・・「Ctrl + B」を入力しカーソルが左に1文字移動した
ubuntu@sample:~$ Corgi is cute
カーソルと重なっている文字を削除する Ctrl + D
使い方
削除したい文字の上で実行する。カーソルと重なっている文字を削除する。
コマンド入力前の画面・・・行の最後の文字にカーソルが重なっている
ubuntu@sample:~$
Poodle is cute
コマンド入力後の画面・・・「Ctrl + D」を入力しカーソルが重なっていた”e”が削除された
ubuntu@sample:~$ Poodle is cut
左にある文字を削除するCtrl + H
使い方
削除したい文字の左側で実行する。カーソルの左にある文字を1文字ずつ削除する
コマンド入力前の画面・・・カーソルが行の最後にある
ubuntu@sample:~$ Pomeranian is cute
コマンド入力後の画面・・・「Ctrl + H」を入力するとカーソル左の”e”が削除された
ubuntu@sample:~$ Pomeranian is cut
カーソルから行頭まで削除 Ctrl + U
使い方
現在カーソルのある位置から前の文字をすべて削除する。ただし、カーソルと重なっている文字は含まない。
コマンド入力前の画面
ubuntu@sample:~$ Corgi is cute
コマンド入力後の画面・・・「Ctrl + U」を入力するとカーソルより前の文字列が削除された
ubuntu@sample:~$ cute
カーソルから行末まで削除 Ctrl + K
使い方
現在カーソルのある位置から後ろの文字をすべて削除する。カーソルと重なっている文字も含む
コマンド入力前の画面
ubuntu@sample:~$ Shih Tzu is cute
コマンド入力後の画面・・・「Ctrl + K」を入力するとカーソルから後ろの文字が削除された
ubuntu@sample:~$ Shih Tzu
区切り文字までを削除 Ctrl + W
使い方
現在のカーソルの位置より前の文字列に対してスペースのある位置までを削除する。
ただし、カーソルと重なる文字は含まない。
コマンド入力前の画面・・・文字列”is”の”i”にカーソルが重なっている
ubuntu@sample:~$ Alaskan Malamute is cute
コマンド入力後の画面・・・「Ctrl + W」を入力すると文字列”Malamute”が削除された
ubuntu@sample:~$ Alaskan is cute
直前に削除した文字列を張り付ける Ctrl + Y
使い方
特定のコマンドで直前に削除した文字列を張り付ける。
貼り付けが可能な削除コマンド
Ctrl + U
Ctrl + K
Ctrl + W
貼り付けが不可能な削除コマンド
Ctrl + D
Ctrl + H
コマンド入力前の画面・・・「Ctrl + W」で文字列”Wolfhound“を削除する
ubuntu@sample:~$
Irish Wolfhound is cute
コマンド入力後の画面・・・「Ctrl + W」入力で文字列”Wolfhound“が削除された
ubuntu@sample:~$
Irish is cute
コマンド入力後の画面・・・「Ctrl +Y」を入力し文字列”Wolfhound”を張り付ける
ubuntu@sample:~$ Irish Wolfhound is cute
画面をリセットする Ctrl + L
使い方
画面の不要な情報をリセットして初期状態に戻す。様々なコマンドを入力して画面が見にくくなってしまった時などに使用する。
コマンド入力前の画面・・・Enterキーを5回押してユーザー名を以下のように表示させる
ubuntu@sample:~$
ubuntu@sample:~$
ubuntu@sample:~$
ubuntu@sample:~$
ubuntu@sample:~$
コマンド入力後の画面・・・「Ctrl + L」を入力し画面をリセット
ubuntu@sample:~$
入力候補を表示させる Tab
使い方
コマンドの入力候補を表示させる
コマンド入力前の画面・・・dogというフォルダのさらに下の階層のフォルダ候補を表示させる
ubuntu@sample:~$ cd dog/
コマンド入力後の画面・・・「Tab」を入力して、dogは以下のフォルダを表示させる
ubuntu@sample:~$ cd dog/Po
Pomeranian/ Poodle/