【Ruby】配列超入門！基本の書き方と必須メソッドを徹底解説

Rubyは、そのシンプルな構文と豊富なライブラリで初めてプログラミング言語を学習する方にも人気の言語として知られています。

その中でも、配列はデータを効果的に管理し、処理するための重要な概念です。

この記事では、Rubyの配列について初心者向けに基本から必須メソッドまでを徹底解説します。

配列とは

配列は、複数の要素を一つの変数にまとめて格納できるデータ構造です。数値や文字列などの異なるデータ型をまとめて扱うことができ、プログラム内でデータを整理し、効率的に操作するのに役立ちます。

Rubyで配列を作成するには、角括弧（[ ]）を使用します。以下は、数値の配列を作成する例です。

numbers = [1, 2, 3, 4, 5]

もちろん文字列の配列を作成することもできます。

fruits = ["apple", "banana", "orange"]

異なるデータ型で配列を作成することもできます。

mixed_data = [1, "hello", 3.14, true]

これらの例からもわかる通り、文字列の値には””(ダブルクォーテーション)で囲ってあげる必要があることに注意してください。

反対に、整数にはダブルクォーテーションは必要ありません。

配列内の要素には、インデックスを使ってアクセスします。インデックスは0から始まります。

fruits = ["apple", "banana", "orange"]
puts fruits[0] # "apple"が表示される
puts fruits[1] # "banana"が表示される

このように、配列名[]内にインデックスを指定することで任意の値を取得することができます。

実際の実務でもよく利用される代表的なメソッドを紹介していきます。

配列の長さ（要素の数）を知りたい場合は、length メソッドまたは size メソッドを使用します。

fruits = ["apple", "banana", "orange"]
puts fruits.length # 3が表示される
puts fruits.size   # 3が表示される

配列の要素の数だけループを回したいなどのケースで多用される記述です。業務で見かける頻度もとても高いのでしっかりと覚えておきましょう。

配列に新しい要素を追加するには、push メソッドを使用します。

fruits = ["apple", "banana", "orange"]
fruits.push("grape")
puts fruits # ["apple", "banana", "orange", "grape"]が表示される

配列から要素を削除するには、delete メソッドを使用します。

fruits = ["apple", "banana", "orange"]
fruits.delete("banana")
puts fruits # ["apple", "orange"]が表示される

配列の要素を変更するには、インデックスを指定して代入します。

fruits = ["apple", "banana", "orange"]
fruits[1] = "grape"
puts fruits # ["apple", "grape", "orange"]が表示される

配列内の要素に対して繰り返し処理を行うには、each メソッドを使用します。

fruits = ["apple", "banana", "orange"]
fruits.each do |fruit|
  puts fruit
end

この記事では、Rubyの配列について基本的な概念から必須メソッドまでを解説しました。

配列はプログラム内でデータを効率的に管理するための便利な機能です。基本的な操作に慣れて、さまざまなデータを扱うスキルを身につけましょう。